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進化と栄養の森、 ブロッコリー

2011/03/31

進化と栄養の森、ブロッコリー

野菜エンスとは、サブウェイがお送りする、サイエンスで野菜を楽しむコーナー。サブウェイでおなじみのあの野菜、この野菜。普段何気なく食べている野菜について、もう少し知ってみませんか?

濃い緑色のつぶつぶした花芽<かが>がこんもり茂っているブロッコリー。ちょっと中をのぞいてみると,そこはまるで森のようです。生い茂る花芽をしっかり支えている幹の部分は,薄緑色をした花柄<かへい>と呼ばれる茎です。私たちが普段食べているこれらの部分は,両方合わせて花蕾<からい>といいます。

そんなブロッコリーは,アブラナ属アブラナ科の植物で,キャベツの仲間。共通の祖先は,ケールによく似た野生植物で,葉が多肉化し,まるく球をつくるように品種改良されたものがキャベツで,花蕾を肥大させたものがブロッコリーなのです。

ブロッコリーにとてもよく似た野菜に,カリフラワーがあります。これは,ブロッコリーのなかでも,花蕾の部分が白くなる突然変異が起こり,品種改良されたもの。花芽の部分に大きな違いがあります。カリフラワーの花蕾は,蕾<つぼみ>へと発達する初期段階(花蕾原基<げんき>)で成長が止まってしまうのに対し,ブロッコリーでは盛んに成長分裂が起こり,花芽の中におしべ,めしべや花弁がつくられています。収穫せずに放置すると,濃緑色の花芽から,やがて黄色い小さな花がたくさん咲くようになるのです。

成長まっただ中のブロッコリーの花蕾は,栄養が豊富に含まれていることで注目を浴びています。アブラナ科に属する葉菜<はさい>と比較して,カロチン,ビタミンC,鉄が多く含まれており,バランスがとれています。さらに,骨の形成に必要なカルシウムを摂取するためのビタミンK も含まれているのです。ブロッコリーの森には,進化と栄養の物語がたくさん秘められています。

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野菜エンスVol8:進化と栄養の森、ブロッコリー