野菜エンス番外編
世界のサブウェイに会いに行こう
~大人になるとわかる?ワビサビわさび 日本~

みなさんこんにちは!
このコーナーは、世界のどこかのサブウェイの 野菜にまつわるお話をお届けしています。

第3回目は、日本!

現在、世界98カ国に全部で35383店舗があり、(2011年10月5日現在) 世界中どこででも美味しいサンドイッチを食べられるサブウェイですが、 実は、ここ日本ならではの味があるのです。

それは、「わさび醤油ドレッシング」です。
エビアボカドやアボカドベジーなど、アボカドが挟まっているサンドイッチを頼んだとき、店員さんから「わさび醤油ドレッシング」をオススメされたことはありませんか?
ワサビのさわやかな辛さがアボカドのなめらかな食感と絡まり、 非常によく合います。

さて、このワサビですが、 ツーンとする辛さの成分は、ワサビ特有のものなのです。(野菜エンスvol.10

このツーンの原因はアリルイソチオシアネートと呼ばれる揮発物質で、 口の中で空気中に放出され、鼻の粘膜にまでのびている 三叉神経の神経終末(神経の端っこ)に作用することで、 私たちは刺激を感じているようです。

実は、アリルイソチオシアネートの刺激は火災時などの警報装置として 商品開発されています。

研究成果によると、寝ている時にワサビスプレーを噴霧すると、 たいてい10秒から2分で目覚めるとのこと。
聴覚障害者の方などに向けた火災報知器として、販売がされているそうです。

そしてこの研究は、 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して贈られる イグ・ノーベル賞を2011年に受賞しました。
ワサビの成分アリルイソチオシアネートの有用性が世界へと紹介され、認められたのです。

さらに、抗菌作用、抗がん作用を持つ物質としても世界中で研究が進められていいます。

これまでの研究によると、 白血病や子宮頸がんなどを引き起こすガン細胞にアリルイソチオシアネートを投与すると 細胞増殖を止めたり、細胞死を誘導したりする様子が観察されています。

また、正常な細胞に比べて、がん細胞へダメージを与えやすいということも わかってきました。

しかし、どれくらいの濃度でどのように投与するのか、 どのように改良すれば薬として使用できるのかなど、多くの課題があります。 わさび発の薬品の開発までの道のりは、まだまだ長そうです。

あなたも、 「わさび醤油ドレッシング」を使用したサンドイッチを食べながら いろいろな作用をもつ化学物質「アリルイソチオシアネート」に 思いをはせてみませんか?


<参考>